2025.07.02
曲はメロディーが第一?良い曲だなと感じるのはメロディーが心に響くからというのが多いと思うけれど、弾き手から考えると弾いている時どうしたら素敵な演奏になるのだろうと試行錯誤して色々なアプローチをしてみると〈低音〉の役割が非常に大きい事に気付くのです。つまり練習の時当たり前に片手ずつ、各声部(ソプラノ一番上の音、アルト又はメゾソプラノ二番めの音、テノールその次の高さ、一番低いバス)の流れを順に辿ってみる。メロディーと低音(バス)の関係を修復するとみちがえるように良くなります。修復とは音量、音質等などですが、当たり前に気付く事があります。それは低音の上にメロディーが乗っていて、飾るように中間部に音がついている。でも肝心なのは低音の表現が明確でなければならない事です。言葉ではなかなか伝わらないかも知れないけど、思ったような演奏が出来ない時はぜひ低音に思いと耳を傾けて練習してみるのが一番の突破口と思います。