2024.10.04
レッスンを受けると、軽くとか小さくとかクレッシェンド(だんだん大きく)とか表現について指導されますが、その〈軽く〉〈小さく〉〈クレッシェンド〉をするのにはどうするかの《方法》が分からなければ出来ません。その手立てを教えるのが指導者の役目で楽譜に書かれている文字や記号そのまま言っているだけではただの気付きにしかなりません。それには細かな方法がたくさんあって、例えば和音を弾く場合、1番下の音の進行真ん中の音1番上の音の流れを捉えて聴いて把握するのも大切です。書面で書くとピンと来ないかもしれませんが音の縦横長いフレーズどこに向かって進んでいる音か、等などを聞きどのくらいの音量にするか。音量を作る指の鍵盤に下ろす速度角度等を調整して場面に合った表現を探していきます。ただ繰り返すだけの練習から一歩進んだ練習が表現を作ってくれます。