バーナム、ハノン、ツェルニーなどテクニック本について
2024.01.14
ハノン、ツェルニー、バーナムはテクニック本として有名です。私がピアノを習っていた子供時代はハノン、ツェルニーのテクニック本とソナチネソナタの古典形式を学ぶ本とショパン、シューマンなどメロディックな曲をやっていました。ハノンは音階を覚え指の一本一本を独立させるため。ツェルニーも指の色々な動きを習得するために使用します。ハノンもツェルニーも指の動きのためには良いですが音楽的でないという欠点が指摘されていました。バーナムは技術を音楽的に学ぶというコンセプトで誕生したようです。特に最初のミニブックは曲が4小節と短いものが多く題名も付きイメージするための絵も付いています。この為幼児から使えます。ハノンはひたすら指を動かすため、運動に例えたら指の筋トレ?的な感じです。しかし、アスリート達がその競技をやるのにストレッチや筋トレを取り入れているように必要な事なのです。ハノンの音階は音楽科のある学校の入試や音大の定期テストにあり必須科目です。(出来ないと卒業出来ません)だから使われる事が多く何で必須科目なのかと聞かれると、とにかく出来るようになると変わる!のです。初見が強くなったり譜読みが早くなったり即興演奏が出来るようになったりと、全調を120位のテンポで弾けるようになるには指使いなど苦労するのですがピアノ全体にとっても役立つのです。ツェルニーも沢山のパターン(100,30,40,50,60番他)があり知らず知らずに演奏の質が上がります。しかしながら完璧にこなすまではそれなりの練習量も必要です。テクニック本は、運動でいえば、筋トレ柔軟などの基礎能力の向上に必要なものです。曲だけ楽しくやりたいけれど基礎能力が上がればもっと近道で完成度があがるのがテクニック本です。そう思って取り組みましょう。