2022.10.15
「メトードローズ」という教則本があります。サイズがA3くらいに大きくて、中はフランスのエスプリいっぱい。フランスのピアノ入門書です。安川加寿子先生は、小さな子供のために読譜やテクニックを「感覚的」に学習出来る点を高く評価されていたようです。特色は、メロディーが親しみやすいので、子供達が早くから歌うようにピアノを弾く事を身につけメロディーをきれいに弾くために「レガート奏法」を覚えていき、この事が美しい音色を作る元になると、おっしゃっています。美しい音色は(歌うこと)から始まるのです。安川加寿子先生の言葉をここにご紹介致します。『幼ない子に教えるときにはまず、最初に歌を2,3回歌ってあげます。そのメロディーを覚えさせてから、指ですぐそれを弾くようにします。はじめ2,3回は、子供の指の上に自分の指を乗せて同じ指使いで一緒に弾いてあげます。すると子供は自然にそれを真似て覚えてしまうのです。この方法は指に悪い癖がつかないために、理屈を離れて自然に真似させる良い方法であると思われます』私も、「歌う」事の重要性は常々思う所です。