2022.08.13
小指は、ピアノを弾く上でどんな役割を持っているのでしょうか?『左手の小指』は、一番低い音を弾く事が多いです。一番低い音は、〈bass〉といわれ、曲の土台です。土台の上に家が建つように、これがしっかりしていないと、テンポや、和音の提示が揺らぎます。例えば、三拍子で、1拍め〈bass〉2,3拍めは、和音の場合、メロディーと、〈bass〉で曲の枠組みができます。そこを色づけするのが、和音の〈bass〉以外の音です。一番低い音に、和音の第3音、第5音、も来る事は多々あり、一番低い音が、メロディーのようになっている事も多いです。《小指》は、一番細く小さい指で、日常で単独に使う事があまりないのですが、ピアノでは、重要な役割があります。『右手の小指』は、一番高い音を弾く事が多く、メロディーの山、曲の山となる場合、大きな音量を必要とする事も多いですから、よく動かせるように、強化しましょう。余談ですが、昔習った先生が、練習曲で、小指を強くするための練習でしたが、「もっと音を出せ、強く」と何回も言われ、内心「これ以上は指折れる」と思いながら、無理とも言えず耐えました(😥)練習曲では、各指強くするための曲がたくさんありますから、それらを併用するのが、お勧めです。