2022.02.25
北京オリンピックで銅メダルを取ったモーグル選手は、4年前メダルを逃した反省から、モーグル以外の競技をいくつも練習に取り入れたそうです。一つの事を成し遂げるのには、あらゆる角度からアプローチする必要があります。ピアノに対しても私は同様に思います。まず、ピアノは芸術だ、と考え、繊細さを思い浮かべます。〈音〉という掴めないものを操る妙技。同じく〈絵画〉も《心》に作用し、心を豊かに暖かくしてくれます。時に現実逃避も出来る強者です。それと逆のイメージがありますが、〈身体を動かす〉身体の一部分の《指》を使いますが、普段単独で使わない小指や、薬指を単独で使う、大変さはかなりあります。例えば、足の指を手の指と同じように動かせと言われたら、大部分のひとは、動かせません。昨今、ピアノについての解析が進み、脳(神経伝達)や 整形外科の観点からの解析で、ピアノを弾く行為はかなり分析されています。従って、対処法も多く、昔ピアノを習っていたのとは大違い。だから、淡々と弾くばかりでは効果が上がらない事もあるでしょう。北京オリンピックの選手達の取り組みは、真に興味があり、ピアノに役立つ事はたくさんあるなと感じています。
一つの事を極めようと、がんばっいる人達に、敬意を示すとともに、とにかく(ありがとう)の気持ちでいっぱいです。