2022.01.20
バッハ無伴奏チェロ曲は、チェロの魅力が満ち溢れる名曲である。これを聴くとチェロの哀愁に満ちた音色に引き込まれる。特に、気分の消沈しているときや、静かに過ごしたい時には、本当に心癒してくれる。今まさに、バッハのチェロ曲を聴き静かにすごしている。私事で恐縮だが、義母が94歳の天寿を全うした。94年という長い人生をどう生きてきたか、人の人生とは、、考えさせられる。5日前に会った時の会いに来てくれて嬉しい、と微笑んだ美しい笑顔が忘れられない。バッハの時代は、教会が音楽家の仕事場であったから、人が産まれてから、人生全うするまでの関わりが深い、教会という環境も曲に影響を与えているのは確かだと思う。いろいろな人生を送っている人々の心に寄り添うような調べを感じる。バッハが音楽を奏で、人々に捧げ人生を全うしたように、音楽と共に歩いていきたい。