2021.12.25
フィギュアスケートの《羽生結弦》選手の演技を観ました。その〈芸術性〉の高さに感動を覚えました。そして、演技に使われた曲とのコラボレーションも見事でしたね。弾いているのは、ピアニスト〈清塚信也〉さんという事で演技と合うように編曲されたそうです。《芸術》ってどういう事でしょうか?人の心に入り込み、揺り動かしてくる存在です。曲もさることながら、《羽生結弦》選手の演技表現表情が印象強いですね。ピアノ、音楽の側から考えると、音に映像を描いて演奏する事が、高い〈芸術性〉に結びつきます。《羽生結弦》選手は、インタビューで、コロナ禍の中での不安等を持っている方々へ、自分の演技を見て勇気付けられる事が出来れば良いと言っていました。震災の時も、自分が被災しているにもかかわらず、自分のスケートが、役に立てばという気持ちを口にしていました。そういう人に対する思いは、《芸術性》を高める要素の一つではないでしょうか。気持ちを込め集中する事が《芸術性》を高めてくれる。ピアニストは、曲に様々な気持ちを込めて弾いています。それは、曲から来る事もあるけれども、何かのために、という気持ちも大切だなと感じます。集中する事が苦手な人は、《羽生結弦》選手を思い浮かべて、手本にしてみるのも良いかなと思いました。