相変わらずショパンコンクール入賞者の演奏を聴いている
2021.11.10
ショパンコンクール入賞者の演奏を何度も何度も聴いている。自分の演奏に少しでも爪の垢位でも生かそうと(勉強熱心、、)演奏を聴いて毎回涙が溢れてくる、こみ上げてくる。この《心のうるうる》はたまらない。こういう時生まれてきて良かったと、〈水泳の岩崎恭子さんが今迄で一番幸せ〉と言った心境とちょっと近い。自分が何か成せた訳でもないけど。考えてみればピアノは犬も鳥もライオンも虫も出来ない。つまり、人間だから出来る事で。人間だから犯す罪あやまちを正しい方向へ導いてくれると思う。〈音楽療法〉というものがあるが、詳しくは分からないが、音楽を聴いた時のこの《心のうるうる》が人間には必要で悪い事や失敗やで落ち込んでしまった心のカンフル剤だし、必要なものが、《音楽》とつくづく感じる。人には好きな音楽がそれぞれあると思うけど、毎日毎日聴いているショパンコンクール入賞者の美しい調べは本気で知らない人達にお薦めしたい。この人間のなせる技のすばらしさと価値を知らないで生きているなんて何てもったいないのだろうと。心のすさんでしまう人は、この《心のうるうる》がないんじゃないかしら、?だから、私はこれからもピアノを続ける。へたくそだっていい。名曲がひけなくたってもいい。