2021.10.20
今まさに、ショパンコンクールのファイナル真っ最中です。一次、二次、三次、を通過した人がファイナルでピアノコンチェルト(ピアノとオーケストラ)を演奏します。私が注目したのは、イタリア人の女性《KAMIL PACHOLEC》さんです。選んだピアノは、〈FAZIOLI〉というイタリア製。私は一昨年このピアノで室内楽のピアノトリオを弾いたのですが、日本には1桁しか台数がなく、勿論初めて触ったピアノでろくにリハーサルも出きず本番は苦戦しました。なので良い印象がなかったのですが、今回ショパンコンクールで弾いているのを聴いて、ピアニストの特性を引き出す素晴らしいピアノと認識しました。つまり、私が弾きにくかったのは、私の技術が及ばなかっただけで、ピアノのせいで上手く弾けなかった訳でないのを再確認した次第です。私の事はさておき、このイタリア人ピアニストは、ショパンの芸術性を見事に表現していて、とても美しい調べでした。このコンクールを通して、ショパンのピアノについて、感じた事は、〈ショパンの気持ち〉を表現している人、〈自分がショパンに対しての思い〉を表現している人、〈ショパンの芸術性〉を〈芸術〉を表現している人。それぞれのショパンのピアノ曲から感じる物、何をピアノで語るかは、価値観は様々、なので順位を付ける事より、《ショパン》の音楽家としての素晴らしさをピアニスト達は教えてくれたのは価値ある事です。ピアノは人の心を伝えてくれる素晴らしいものだと、再認識しました。できれば、幼い頃から、美しいピアノの音色に接し心の形成に加わる事は理想です。