2021.03.30
譜面を見て、わりと早く弾ける人とそうでない人、何でだろう。と考えました。長くやっているから?だけでない。譜面を見た時、音符が頭の中で《音》にならないと、スラスラ弾けてこない。つまりこれが、「ソルフェージュ」力。前にもお話したように、例えば、普通の本を読むと、それは、文を理解する脳の分野が働き、解る。でも、形態的には、同じように、書かれているものを、同じように、〈目〉を使って、理解するのだけれども、それが、「理解する脳」に行かないで、「音を感知する脳」にいかなければならないのです。それには、喋る事で沢山の言葉を聞いている日々、普段の会話のように《音》を聴いて、《音》のボキャブラリーを増やす事が大事です。知らず知らずに、言葉を覚えるように、日々日常に、《音》があれば、脳に《音》の鎮座する場所が出来て反応してくれるようになる。できれば、聞き流すのでなく、自らの声を使って《音》を再現すれば、もっと定着する。〈聴く〉事を大切にしましょう。