2021.03.21
今回は、各指の特徴をお話します。〈親指〉⇒他の指と対向する動きが本来の動きで、親指だけを動かす時は多くの筋肉を使います。重さは指の側面に乗せます。〈人差し指〉⇒他の指に比べ筋肉の数が多いので器用に動きますが、他の指へ重さを移動する事で少ない労力で弾けます。〈中指〉⇒人差し指と薬指と腱で繋がっているので単独で動かしにくいです。〈薬指〉⇒他の指より筋肉が少なく動かすのが難しいです。乗せる重さを調整する事で上下の動きが最小限になり、うまく動かせます。〈小指〉⇒他の指より筋肉が多いのでよく動き強い指ですが、指先が細いので重心の位置を工夫します。ピアノを弾く手の形は、感情線や知能線といわれるシワのあたりを曲げているのです。ここを意識して指を動かすと滑らかになります。とはいえ、言葉で説明されても、ピンときませんね。最初はグーチョキパー、と指を動かして動きを見てみましょう。片方の指で4本押さえて、1本ずつ指を動かして確認してみましょう。1本ずつに命令がいく難しさを体験し、だんだんとよく動くようにしてみましょう。ピアノに置いてさあ動かせと言われても、そうスラスラいかないのは、各指の特性があるからなので、そういう事を知っていれば、焦らずに向かい合えるでしょう。