2020.11.29
譜を読めるようになるには、音が五線を〈線〉、〈間〉と、順番に書かれている事を、理解しなければなりません。大人はもちろん、小学校3年生より上の方なら、〈線〉〈間〉が順番に書かれている事は分かりますが、幼児は、《隣り合った》〈線〉〈間〉の理解が難しいようです。それは、幼児には、斜めに階段のように、〈線〉〈間〉を順番に考える概念が無いからだと、心理学の先生からお聞きしました。大人には、すぐ分かることは、当たり前ですが〈学習〉したからです。幼児は、〈学習〉の過程であることを、常に頭に入れておかないと、何故、隣り合った線と間が分からないのかが、理解力が低いからだと思ってしまいます。心配で言ってくる親御さんもいらっしゃいます。そうではなく、常に、「理解する過程にある」を念頭にして対処していかなければなりません。〈線〉と〈間〉が隣同士で、斜めに上がっていったり下がったり、で音符が書かれている。〈斜め〉に進む事を、〈学習〉により知るわけです。当教室では、この一件簡単そうで難しい事を楽しく工夫してやっているので、〈読譜〉の理解度は高くなります。難しい事も、工夫次第で易しくなります。