2020.11.03
トップページで、ご案内しているように、初めから楽譜は使わないほうが良いです。1歳位から、絵本を〈読み聞かせ〉しますね。幼児が自分で読み理解するようになるのは、年中くらいからでしょうか?それも、すらすら読むわけではなく、一文字一文字確認するような感じで読んでいくでしょう。これを、楽譜に置き換えたら。楽譜は読んで理解したことに、指を使って表現する事が加わるのです。同時に、目、耳、頭、指を働かすのですから、まだ産まれて5年位しか経っていない人間には負担が多いと、思われます。これを同時にやれば、〈難しい〉から嫌いになりかねません。幼児期は、理性より感情が優勢しますから泣くのは当たり前です。泣かないまでも〈難しい〉が先に来てしまってはなりません。リトミックと言われるもので、音楽に合わせて、体を動かしたり、手をたたいてみたり、歌ったり、音楽は楽しいと、感じさせる事を体験します。なので、聴くを第一に聴力がぐんと着く6歳位まで沢山の〈覚えやすい曲〉を歌い、それを弾き指を動かす身体表現を先にやり、読譜につなげていく、その順番が重要だと思います。なので、よくある「譜が読めない」悩みは、発生しません。徐々に譜を理解していくので心配ありません。読譜は、歌ったり弾いたりと、平行して(同時にでなく)プリントやノートを使って進めます。もちろん、楽しくです。難しい事は、楽しく噛み砕いてやるので、負担になりません。5歳でも、すんなり譜がよめるようになり、楽譜を見て弾く事ができるようになります。勉強でもそうだけど、覚える過程で、何か抜けると分からなくなります。順序は大切です。字を覚えるように、譜を覚えていけるので、人間って凄いと感じます。産まれてたかだか、5~7年しか経ってないのにって思ってしまうのは、私が人間を長くやってきているせいでしょうか?でも、生命の不思議を目の当たりに、たくさんの刺激をもらって、感謝感謝のピアノ生活です。ありがとう。(題から横にそれてしまったかもしれませんが)