2020.10.27
小さな名曲はたくさんあります。例えば、ブルクミュラー。アラベスク、狩、等々どれも発表会で弾きたい印象的な曲です。プロが弾くような速さでは弾けないけど、聴き映えします。では、何故プロは凄い速さで弾けちゃうのでしょうか?年数やってるから、練習量が半端ないから、という理由もあるでしょうが、やっぱり《脱力》してるからなんです。脱力したら指動かせない、なんて思うし、どうやって脱力するのかが分からないとも思います。私も長年、ショパンエチュードに入っている、〈革命〉という曲が、遅くなら弾けるけど、速く弾けなかったのです。やっぱり私ピアノ弾けると言えないと、劣等感にさいなまれていました。所が、もしかして、テンポ通りに弾けるかも、という感触を得たのが、〈脱力〉して、弾けるようになった時です。何で突然〈脱力〉して弾けるようになったかって言う事ですよね。色々試しました。寝ながら?夢遊病者のように、身体の力を抜いてフラフラさせながら弾いたり。〈笑〉くそ真面目な練習ばかりやっていても、事態打破出来ないのです。これが、一種の練習の質、工夫。出来ない事にぶつかっても、《身体を使うピアノ》という事は、忘れないで、たまには、破天荒な発想も必要です。