2020.10.04
《トルコ行進曲》ウィーンは、16Cと17Cオスマン帝国の進撃を受けましたが退けました。その時、コーヒーとトルコの軍楽隊の音楽をもたらしたのです。長調と短調が交互に現れる行進曲を模したものが、18Cのウィーンなどで大流行しました。《ハンガリー舞曲》ハンガリーの民族舞曲の〈チャールダーシュ〉は、本来ジプシーの舞曲でした。4分の2拍子で、緩やかな導入部のラッシュ(メランコリックで強いシンコペーション)と、急速な主部のフリッシュ(熱狂的な部分)で構成されています。この、ラッシュとフリッシュを模した、ブラームスの「ハンガリー舞曲集21曲」は、ピアノ連弾曲として、大変流行しました。やはり音楽は、時代を反映するものがあるのですね。