2020.10.03
《メヌエット》《ガボット》はフランスが起源です。《メヌエット》は、フランス語の〈ムニュ(小さい)〉が語源で、細かいステップが多く使われる事に由来しています。1組の男女がSやZの図形を描きながら踊ります。ゆったりした4分の3拍子で2小節が1つの単位です。8小節の大楽節による第1部(第1メヌエット)2部(第2メヌエット)再び第1部に戻る3部形式です。《ガボット》は17~18世紀にフランスの宮廷舞曲となり、活気ある2分の2拍子で曲は2拍目から始まるアウフタクトです。出だしは4分音符2つになっている単純明快な牧歌風舞曲です。普段聞いた事のある名前でも、舞曲の違いは日本人にはイメージしにくいかも知れませんが、《メヌエット》の礼装は、〈かつら、半ズボン、帯刀〉で踊られたそうなので、写真で見るのも、参考になりそうですね。