2020.09.20
今年はベートーヴェン生誕250周年で、本当だったら、あちこちで演奏会が花盛りだったのだろうけれど。演奏会には行かれないけれども、ベートーヴェンの曲をじっくり聴き、その心に思いを寄せてみた。交響曲は、当たり前だけど沢山の楽器が奏でられて、よく考えると、その音色は1つ1つ違うのに音楽を1つにまとめている。それを、ベートーヴェンは、実際、「聴こえない」のである。私だったら、発狂してしまいそうな事態、現実なのです。でも聴こえないのに、作曲できるのは、頭の中に音、音楽が鳴っている、つまり、頭で「歌っている」からで、この事は、時間がない時に、有効に使える手段なのです。私が練習してなくて先生にレッスンを受けに行く時、大いに使ったのが、道すがら、歩く速さでテンポに合わせて、頭でメロディーを奏でる、よくやった手法で、この方法を使えば、意外と弾ける。ベートーヴェンは、音楽は頭で奏でられるのを実証してる先駆者。とにかく尊敬の一言。ピアノが弾けるようになる過程は、頭が曲を歌えるようになる事。時間はなくても、何かやりながらでも、頭の中で歌が歌えるのは、本当に音楽を身近にできるアイテム。