2020.09.12
テニスプレイヤーの大坂なおみさんは、コロナ禍の中、筋肉トレーニングを強化したそうで、今回決勝戦に進んだ。オリンピック選手でも、身体の基礎力を上げるトレーニングにより、競技にプラスになることが沢山ある。ピアノの場合の、基礎力とは、いわゆる〈ソルフェージュ〉と言われるもので、ヤマハBグレードテストでも、下の級から課せられる、「聴音」はその1つで、音大入試では必須科目である。〈メロディー〉と〈和音〉両方がある。これらは、ピアノを学ぶうちに、自然に身に付くものでもあるけど、耳が良いのは、楽器をやるには有利である。又、「視唱」はちなみに、宝塚音楽学校の入試にもあり、初めてみたメロディーをアカペラで歌うのである。これらを、手っ取り早く、比較的自然に楽しく身に付けるのは、私が推奨している、「歌う」事なのであります。ピアノ教室というと、ピアノの技術的なことや、譜読みや、勿論表現を重視すると思うけど、「歌う」事は必ず、レベルアップする重要なアイテムなのです。そして、《音楽脳》を作る。だから、鼻歌で音名(ドレミ)で歌えれば、(和音は《ドミソ》で)、譜を見た時、メロディーが頭で歌えたりしてくる。これが、譜読みが早くなる1つの方法でもあり、頭の中で歌えれば表現も出来てくる。とにかく《ソルフェージュ》という基礎力を正しく付ける事は大事であると思のです。