2020.08.15
名曲と言われる曲は万とある。聴いて感動するのは言うまでもないが、でも、実際楽譜を見て、音を出してみると、そう言われるのが納得できる事が沢山ある。ピアノはほとんどの楽器の音域を持っている。オーケストラにある楽器を10本の指で再現出来るのだから、素晴らしい。これは、ピアノという楽器の大きな利点だと思う。楽譜を見ると、音域ごとのメロディーラインがあって、大まかに言うと、ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テノール、バスで、その横に流れるライン同士が、縦に合わさって紡ぎ出すハーモニーが名曲と言われるものは美しい。楽譜を見て、やっぱり天才(当たり前なんだけれど)と、感心しきりで、のめり込んでいく。ピアノは音楽の入門でもあり、基本でもあると日々感じている。自分で弾けば、気に入った音の重なった部分を、ゆっくりじっくり味わえる。これが心地よいから練習も苦にならない。皆さんもピアノを通じて、聞き流すだけでない名曲鑑賞をしてもらいたいです。