2020.07.30
ピアノトリオ(ピアノ、バイオリン、チェロ)やカルテット(第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロ)、クインテット(弦楽4重奏とピアノ等の楽器)までは、聞いた事があるかもしれませんが、六重奏曲(第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロ、に2つ管楽器が加わります)七重奏曲、(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴット)はなかなか聴く機会がないかもしれません。。ベートーヴェンは初期に、管弦楽と弦楽器を組み合わせた娯楽的な作品をかなり作曲し、七重奏曲は1800年にブルク劇場で初演され好評となりました。これは、弦楽四重奏曲やピアノ三重奏曲に編曲され、皇帝フランツⅡ世の妃に献呈されました。6重奏曲は当時優れたホルン奏者がいて2つのホルンと弦楽四重奏の為に書かれたものが魅力的です。オーケストラは、ちょっと楽器が多いと感じる方は、こういう重奏曲から、入ると良いです。各楽器がよく聞き取れ、軽やかでオーケストラ気分もあるので、お薦めです。なんといっても、ウィーン室内合奏団が響きが柔らかく、ちょっとしたフレーズも細かい感情が息づいて優美で洗練されています。