2020.07.12
「練習をしましょう」と言うのは簡単です。当たり前です。ピアノは指を動かさなければ、技術を習得出来ません。それに、ある程度時間をかけるのも必要ですし、上達が練習量に比例するのも否めません。問題は「質」です。やみくもにやるのも1つの手立てですが、いかに効率よくやるかを、先生に教わらなければ意味がないです。練習効果があまり無い場合は、練習の仕方に問題があるとも考えられます。『パブロフの犬』を知っていますか?餌を与えるとヨダレを垂らす。これを繰り返すと餌を与えなくてもヨダレを垂らすという、条件反射行動で、訓練や経験で獲得される反射行動です。もし、間違った指の動きを繰り返してしまうと、それが定着してしまい、なかなか直せないのです。だからやみくもにやるのは、正しく習得してからでないとダメです。では、正しく習得するには、以前にトピックスでご紹介したようないくつもの方法がありますが、教える側が、マンネリしてしまうと打開策が見えてこなくて、ただの練習不足と判断してしまいます。教える側も常に弾いていないと、気付けません。なかなか進まない時、練習の質を上げる工夫が大切です。そこを先生に質問するといいですね。メンタルも左右するのでよくコミュニケーションを取るのも重要だと思います。