2020.07.03
「正しいピアノ奏法」という本(2004年発行)との出会いは、痒いところに手が届いた思いでした。冒頭の文をご紹介します。『同じ時期に同じように同じ先生についてピアノを習い始め、練習も同じようにしているのに、どんどん進歩する子、一向に上手くならない、、これらは、(生まれつき)の問題と考えられてきました。中略、それぞれの肉体的条件にふさわしい訓練を行えば(生まれつき)の限界はかなりの程度まで乗り越えられるのです。』大まかに言うと、手指の構造と筋肉の動き、脳神経の働き方、神経伝達の速さやパターンが千差万別であるので、1人1人の特徴を見抜いてトレーニングを行わなければならない、という事です。続きは次回に。