2020.06.11
有名でよく演奏される名曲は万とある。しかし、広く知られていないけど名曲、名演奏家もいる。皆が知らないだけなのは勿体ないので、ご紹介します。『ラロ』(1823~92)は優れた弦楽器奏者で幅広い分野の作曲家です。有名なのは〈スペイン交響曲〉。今回ご紹介したい作品は、ヴァイオリンソナタの作品12で現在ほとんど演奏されません。祖父がスペイン人で南国的な情熱と明るい原色的な色彩感に溢れています。もう1人『プーランク』(1899~1963)は弦楽器の為のソナタはチェロソナタと2曲だけだが、スペインの詩人『ロルカ』の詩の影響を受け作曲したと言われています。演奏家はヴァイオリン『ジャン=ジャック.カントロフ』数々のコンクール優勝。ピアニストは『ジャック.ルヴィエ』こちらもコンクール優勝者。ソロと違い二人の音楽感、音色が合致しないと素晴らしい曲に仕上がらない。名演奏家達がデュオやトリオを演奏するけど、各々素晴らしくてもダメなのである。その点に於て美しいアンサンブルなのでご紹介させて頂きます。名演『サン=サーンス』のヴァイオリンソナタ1番2番もお忘れなく。