2020.05.23
我が家のピアノは、ヤマハのC3で、このグランドピアノをお持ちの方は結構多いと思います。グランドピアノを購入する時は、工場(浜松)まで行って選ぶの方が多いですが、私は店にあったピアノを気に入って工場迄は行きませんでした。30年位使っていますが、こう言っては何ですが丈夫です。私が親の介護で5年調律しなかったし触ってもいなかったのに、音の狂いも少なく鳴りもそんなに悪くならず心配していた事はなかったのです。毎回の調律師が良かったのかな?教室案内にも載せていますが、調律師はWien音大で採用された調律師の方にお願いしていました。調律師の腕は本当に違うのです。ピアノ誕生の地で育まれたピアノの本物の音にしてあるのです。基音のA(ラ)の音は442ヘルツ。ヤマハカワイだと440ヘルツ。1つの音だけ合えば良いわけでなく、和音にした時も響きが違ってくるので、調律は非常にデリケートで超難しい作業なのです。ピアノは音が命だから、どんな響きかがとても大切。その音や響きに気持ちを乗せ心が動くのですから。響きはアー、ウー、オーと文字では表せられない繊細な流れで、上手な調律師程、色々な鳴り方を作り出せるのです。下手な調律師は、そもそも響かない。響きがただの減衰だけで止まるのです。これでは良い耳は育ちません。だからこだわるのです。これは、体験しないと分からないので、ピアノ展示場でも行って比べてみるといいですね。