2020.05.17
あらすじは、①森で迷った王子「タミーノ」が大蛇に襲われるが、夜の女王に仕える3人の侍女に救われる②夜の女王は拐われた娘「パミーナ」の救助を「タミーノ」に依頼する③鳥刺し「パパゲーノ」と一緒に悪の「ザラストロ」の神殿に行く④3つの試練に耐え「パミーナ」を救う。聴き所は、夜の女王のアリア(歌)で出てくる音が、ピアノの真ん中のドからドレミファソラシドと行ったドから、更にドレミファソラシドと行き、そのドからドレミファと行った『ファ』が出て来て、バイオリンじゃないんだからこの音を出せる声楽家は、プロでも僅か。なので、聴く方が息をこらえてなんだか構えてしまうのですが、メロディーが素敵なので、楽しくもあるのです。もう1つ、序曲の最初やザラストロ神殿の場面で鳴り響く和音〈同じフレーズが3回演奏される〉のが、〈フリーメーソン〉の儀式に出てくるものと同じで、そうです、モーツァルトは、〈フリーメーソン〉の一員であったのです。音楽家で〈フリーメーソン〉の一員であった人は多く、シューベルト、ベートーヴェン、ブラームス、ガーシュウィン、等々で、曲の中に、〈フリーメーソン〉のメッセージが隠されているというのが通説というのも、意味深ですね。