2020.05.01
朝ドラの〈エール〉で時々耳にする作曲家の名前ですね。『ストラヴィンスキー』の「春の祭典」「火の鳥」「ペトルーシュカ」は3大バレエ組曲、として有名です。「火の鳥」は、ロシアの古いお伽噺「火の鳥と灰色の狼」に基づいた曲で、ハープ3台と膨大な打楽器群、4管編成となっています。「春の祭典」は、破壊的エネルギーでその影響力は凄まじいものです。モーツァルト、ベートーヴェンのような規則的な流れと構成(古典派)に耳慣れている人々にとっては、どれ程の衝撃でしょう。私も初めて聴いた時は余りの〈音〉にちょっと辟易したくらいでした。でもただ耳慣れてないだけだったのでしょうか。『ショスタコビッチ』は、同じロシアの作曲家で、音楽史的には、現代音楽に分類されますが、聴き易く、弾き易いピアノの小曲があります。〈マーチ〉という題名の4拍子の曲や「楽しいお伽噺」は、曲想は変化に富んでいて、短い曲ですが、印象深く♯1つの調ですが、頻繁に♭が出て来て結局何調かな?という感じが、現代曲らしいですが、楽しい曲です。気持ちが新しくなれます。私の一押しでもあります。ブルグミューラー程度で弾けるので、ピアノを学ぶ初期にもお薦めです。