2020.03.03
カワイの〈ピアノメトード〉ロマン派1をご紹介します。シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキー、フランク、が載っています。シューベルトは、「歌曲の王」と呼ばれ、たった31年の生涯でしたが、彼を称える沢山の人々が集まり新作を聴く会が開かれました。その様子のデッサンが載っていて、当時の事がよくわかります。デッサンに描かれた、ピアノを弾く姿に自分を反映させると、より一層曲に気持ちがこもります。シューマンやメンデルスゾーンは封建的な世の中から自由を叫ぶ声があがり、心の気持ちをありのままに自由に表現しました。時代背景も、音楽に大きく影響しているのです。時代別に区切られていると、音楽も変化していく理由が、理解しやすいですね。