2020.02.04
長いフレーズや速いパッセージを弾くと、粒が揃わない事がよくあります。世界的なピアノコンクールでも、批評家達が「音の粒が揃っていない」とよく言います。音の粒が揃っていると、滑らかなメロディーを奏でられます。その為には、やはり指のテクニック的練習が必要です。今回は、音粒を揃えるための練習として、〈黒鍵〉を使いスタッカートをする事をお勧めします。〈黒鍵〉は白鍵より幅が狭く外しやすいですから、〈黒鍵〉の上にきちんと指をのせ、ピンポイントでスタッカートをしてみましょう。一本ずつ、から2,3,4,5と使う指を増やしてやるのが良いでしょう。例えば(1,2,3)(3,2,1)(2,3,1)などパターンを変えてやってみましょう。各指の独立が促せます。ぜひやってみて下さい。