2019.05.30
ベートーベンのピアノソナタは、ピアノの歴史を物語っていると、言われています。それは、ヨーロッパで起きた<産業革命>がピアノの発達に大いに影響したからです。産業革命により、「鉄の加工」が可能になり、ピアノに<鉄>が使われ、大きな音が出るようになりました。「貴族」のサロンコンサートから、大きなホールで「民衆」も楽しむコンサートが、可能になったのです。ベートーベンのピアノソナタもおおまかに言うと、強弱がはっきりしてきたり、表現の巾がずいぶん広がったと、言われています。それにしても、耳の悪いベートーベンは、どのように、作曲の巾を広げていったのでしょうか?想像力だとしたら、まさに信じがたいですね。この続きは、次回に。