2024.02.28
1月から、伴奏の機会を複数いただいており、譜読みに追われています。
フルートが3件。
一曲は弾いたことがある曲でした(モーツァルトの協奏曲)が、あとの2曲は初めましての曲。
一曲目、シュルホフのソナタはリズムが複雑で、ピアノパートも本当に難しい曲でした。
ヨーロッパで活動した作曲家ですが、リズムにはジャズの影響が見られます。
シュルホフはユダヤ系の作曲家で、ホロコーストで命を落としたそうです。
二曲目、クロード・アリューのソナチネは、Theフランス物!という流麗な曲です。
和声もとても美しい曲です。
アリューはペンネームで、本名はルイーズ=マリー。
つまり、女性の作曲家です。
ピアノをマルグリット・ロンに、作曲をデュカスに師事したそうです。ピアノパートがとても美しいのですが、マルグリット・ロンに師事した、というのも納得です。
あとは、オーボエ、声楽伴奏を練習中です。
オーボエはハイドンの協奏曲。モーツァルトと似ていますが、音が少なくて作りがわかりやすいかも。
声楽伴奏は、今年、生誕100周年を迎えた大中恩の曲たちです。
大中恩は、さっちゃん、犬のおまわりさん、などなど、誰もが一度は歌ったことのある曲をたくさん作曲した人です。
様々な歌曲を練習していますが、ポップス寄りのものからフランス風、和声が複雑なものまで、様々なタイプの曲があります。
シュルホフもアリューも大中恩も、ピアノ・ソロだけを練習していたのでは、多分、出会わないであろう作曲家たちです。
その作曲家の作風に慣れるまで、どうしても弾けるようになるのに時間がかかります。
モーツァルトやハイドンは小さい頃から弾いてきているので、見れば弾ける。
この差は大きいなぁ、と実感しています。
レッスンでも、なるべくたくさんの作曲家の曲を学べるよう、工夫していきたいです。