2019.10.31
早いもので10月も終わりですね。
台風で運動会が延期になったり、真夏のように暑い日もあったり…の10月でしたが、ようやく秋らしい気候になりました。
さて、嬉しいことに伴奏の依頼が続いており、譜読みにおわれています。
1月に演奏する曲は、フルート、チェロとピアノによるトリオ(三重奏曲)です。
作曲者はルイーズ・ファランク。
馴染みのない名前ですが、シューマンやショパンより少し年下のロマン派の作曲家です。
この時代の女性作曲家には珍しく、オーケストラの曲も遺しているそうです。
トリオは、ベートーベンにも似た重厚で激しい1楽章から始まります。ファランク本人がピアニストだったため、ピアノパートは技巧的で華やかです。うん、一言で言うと難しいです(笑)
でも、とても良い曲です。大好きになりました。
ファランクの時代、音楽に限らず女性がアカデミックな活動をすることは大変、困難でした。ファランクも音楽院の教授に就任した際、正当な給与が支払われず、抗議したそうです。
そんな中、作曲を続けて素晴らしい曲を遺し、フルート奏者の夫との間に娘も授かり、子育てもしたスゴい女性です。
ファランクの強さが現れているような曲です。
良い演奏が出来るよう、頑張ります♪