2019.09.12
先日、宗次ホールにて、ロシア人ピアニストのピアノリサイタルを聴いてきました。
アルセーニ=タラセヴィチ=ニコラーエフさん。まだお若くて、でも、若手にありがちなバリバリ弾き飛ばすタイプではなく、繊細で響きの良い演奏でした。
ロシアの名ピアニスト、タチアナ・ニコラーエワのお孫さんだそうですよ!
前半のショパンのバラードでは不安定な場面もあり、ヒヤッとしましたが、後半のラフマニノフ、プロコフィエフは素晴らしい!まさに「ブラボー」な演奏でした。
やっぱり故国の作曲家には思い入れがあるのでしょうね。
ラフマニノフの音域の大きな和音を深いフォルティシモで楽々響かせるのは、本当にすごいと思いました!手の大きさも日本人とは違うのでしょうが、秘訣はやはり「脱力」なのかな、と。
腕全体をしなやかに使っていて、無駄な動きはありませんでした。
これは、すぐに体得できることではありませんね。
きっと、ピアノを習いはじめて、初めて「ド」を弾いたときから、脱力の仕方を習うんだろうなぁ…
ロシアンメソッド、恐るべし!
アンコールに3曲も弾いてくれて、若さ溢れるリサイタルでした♪
宗次ホールでは、お昼の時間帯にコンサートを企画していて、ありがたいです。レッスンしていると、夜のコンサートにはなかなか行けないので…
大好きなラフマニノフが聴けて大満足な一日でした。