2019.05.31
ここ数日は涼しい日が続いていますね。
明日、運動会の生徒さんが多いのですが、明日も過ごしやすい気候になると良いですね。
生徒さん達は運動会の練習を頑張っていますが、先生も頑張って練習していますよ!
6月8日(土)11時半~
ヤマハ名古屋でのサタデーコンサートの練習です♪
今回は、初心者の方にも聴きやすいプログラムを、とのことでしたので、どこかで聴いたことのある曲を中心にプログラムを組みました。
プログラムのラストに選んだ曲は、ショパンの英雄ポロネーズ。
これぞピアノ!という感じのカッコいい曲で、ピアノの魅力が満載です‼
うちの家族は「ハウス・ザ・カリーの曲」と呼んでいますが…
昔、ピアニストの故中村紘子さんがCMに出演されていたのです。
ご存知の方もいるかしら…?
ショパンが生きていた時代、彼の祖国であるポーランドは他国による支配が続いていました。音楽のために、若いうちに祖国を離れたショパンですが、彼の心の中には常にポーランドがありました。
ポロネーズとは、「ポーランド風の」という意味です。ショパンはポロネーズをたくさん作曲していますが、「英雄ポロネーズ」と呼ばれるこの第6番は、まさに祖国の誇りが込められている、と言えるでしょう。
音大生時代、授業でパデレフスキ(ピアニストでポーランドの初代首相を務めた人です)が弾く「英雄ポロネーズ」を聴いたのですが、とても誇り高く、祖国への特別な思いが聴いているこちらへも迫ってくるようでした。
上手か下手か、とか、素晴らしい演奏だ、とか、音が美しいとか、そういう次元ではない「思い」があるようでした。
技術的には、もちろん難しい曲ですが、誇り高く、聴く人に勇気を与えることができるような演奏を目指したいです。
※写真は、英雄ポロネーズ冒頭部分のショパンの自筆譜。