2019.05.18
先日、ヤマハ名古屋にてピアノ講師向けの講座を受講してきました。
福田りえ先生の「気になる子へのピアノレッスン」
福田りえ先生は、障害をお持ちの生徒さんも指導していらっしゃる先生で、音楽療法士でもいらっしゃいます。
障害をお持ちの生徒さんでもピアノが弾けます、という視点では無くて、ピアノを通じて社会性を育む、「ソーシャルスキルトレーニング」としてのピアノレッスンです。
本当に目が覚めるような思いでした。
ピアノが弾けることが重要なのではなく、その子が社会に出たときに困らないよう、足りない部分を補っていく。今のその子に足りない部分は何なのか。
障害のない、いわゆる定型発達のお子さんのレッスンにもすごく役立つ内容だと思いました。
発達障害のお子さんが分かりやすい説明は、どのお子さんにも分かりやすく、定型発達のお子さんにも良いと言われています。
そして、お母様のお気持ちに寄り添う、という福田先生の言葉。
私自身が子供の発達で悩んだ経験があるので、涙が出そうでした。ピアノ講師は、ただの習い事の先生に過ぎませんが、だからこそ、学校の先生やスクールカウンセラー、お医者様、保健師とは違った視点でお母様の支えになれるかも知れない。
今は難しいですが、子育てが一段落したら、こういう勉強をしたいと思います。いつか、ピアノを通じて、悩んでいるお母様たちの力になりたい、と新たな夢が出来ました。
参加して良かった、と心から思います。