兵庫県生まれ。フロリダ州立大学大学院博士課程修了。 音楽博士。幼少期よりラ・ド#・ミの和音がピンク色に見えるなど、和音を聴くと色を感じる共感覚と絶対音感を持って過ごす。23歳でアメリカに音楽留学。12年間滞在し、フロリダ州をメインに活躍。日米合わせて6つの大学・短大・専門学校で講師として活躍。TOEIC 975点。30年間で500名以上の生徒を指導。
単旋律しか出せない楽器奏者たちの黒子になり、時には引っ張るコラボレイティブ・ピアニストとしてヴァイオリンなど15種類以上の楽器奏者と共演。また、ソプラノなど6種類の声域の歌手とも共演。確実なピアノテクニックだけでなく、楽器が発音するまでの時間まで読み解き、同じタイミングで動ける稀有なアンサンブル技術が絶賛される。一時は留学先の担当教授からアカデミックハラスメントを受け、自殺も考えるほど自信をなくす。留学1年目に師事した恩師から「自分のために立ち上がれ」とアドバイスを受け別の大学院を受験。そこで「アメリカでの母」と呼べる恩師と出会い演奏の質が一変する。オーケストラと演奏するためのコンクールでは2回優勝。博士号取得と同時に100倍近い倍率をくぐり抜け、ミズーリ州立トゥルーマン大学での終身在職権付き准教授のポジションを獲得。
村上ピアノ教室では英語で実施するピアノレッスンもあり、クラシックのコンクール入賞者を多数輩出。安心して子どもを預けたい親、自分の相談相手になってくれる先生を求めている保護者、音楽高校、音大受験を考えている子どもを持つ親からの信頼も厚い。
「弾くだけでよかったのに賞までもらえてうれしい」「ピアノ以外のことも相談できる」「村上先生なら音楽高校、音大受験なども任せられる」と喜びの声が多数届く。
「人としての成長と演奏の上達は比例する」という理念のもと、ピアノレッスンを通して一人の人間を育てるという観点で日々指導に邁進している。日本で約40名しかいないアメリカン・カレッジ・オブ・ミュージシャンズ米国本部公認指導者として、米国ギルド・検定試験の受験指導も実施。
2020年から毎月3000字程度のwebコラム『英語とピアノで広がる世界』を寄稿。今後は子供も大人も音楽を通して交流できる全世代型音楽教室にしていくため、シニア向けの『ピアノde脳活Ⓡ』コースの開校を2023年6月から予定している。