2021.03.11
10年前の今日、
私はレッスン前に当時小学1年生だった娘を迎えに学校に向かっていました。
ちょうど学校裏の坂を登りきったあたりで娘と会い、車に乗せてその数分後…
車がひっくり返るのではないかと思うくらいの大きく長い揺れに遭いました。
その後電気も水もストップしてしまったため、震災の情報はラジオのみで、実際に津波の映像をテレビで見たのは地震が起きた約2週間後でした。本当にショックでした。
ピアノの生徒さんは無事かどうか…
連絡が取れない日々が続きました。
ようやくレッスンを再開できたのは、震災から約2か月後でした。
再会した生徒達の言葉は今でも忘れられません。
突然学校も休みになってしまい、友達とも遊べない、大人達は震災の片付けで精一杯の毎日。
そんな中、どのように過ごしていたのか聞いてみると、ほとんどの生徒さんが、
「時間が沢山あったから、ピアノいっぱい弾いてた!」と話してくれました。
音楽がほんの少しでも子供達の心を満たし、支えてくれたのならば、これほど嬉しいことはないと思いました。
未来ある子供達のために、日々レッスンに励んでいこうと改めて思い直した出来事でした。
その後、私は少額ではありますが、
「ハタチ基金」に寄付を続けています。
10年経った今もきっと助けを必要とされている方が沢山いると思ます。
忘れずに寄り添って行ければと思います。