2020.09.03
今回のセミナーで、このような本をご紹介いただきました。
「ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──21世紀の教養を創るアメリカのリベラルアーツ教育」
私も早速購入して読みましたが、大変興味深かったです!
日本では、音楽を専門に学ぶために音楽大学がありますが、アメリカでは音楽専門の大学は少なく、
総合大学の中に音楽学部があることの方が多いそうです。
「ハーバード大学は音楽で人を育てる」によると
アメリカにおいて音楽を専門的に学ぶということは、ここ100年来の傾向に過ぎなかったそうで、
今は、多くの教科と並行して音楽が存在する形が主流になっているそうです。
現在ハーバード大学では、学部生6600名の約半数3000人以上が何らかの芸術活動に携わっていて。
中でも音楽活動は活発でキャンパス内では年間約450の学生コンサートが行われている とのこと。
学びの中に音楽が溶け込んでいるって素敵ですね!
ではなぜアメリカには音楽学部は、音楽大学ではなく、総合大学にあるのか?
それはリベラルアーツ教育が成らせているからなんですね!
リベラルアーツという言葉はきっと耳にしたことがあるのではないでしょうか!
リベラルアーツとは、一般教養といっても全人格的教育っていってよく・・・
ギリシャ・ローマ時代に生まれた理念で
「人が持つ必要がある実践的な知識・学問」
とされており、
音楽の他に、文法・修辞学・論理学・算術・幾何・天文合わせて7科のことを言うんですね。
専門的な分野も学びながら、7科も満遍なく学びつつ、社会貢献のできるバランスの取れた人間形成を目指しているのですね。
本当に素晴らしいですね!
7科の中にしっかりと「音楽」が入っています!
やはり音楽は教育に欠かせないものなのだと実感しました。