2026.02.17
レッスンを始めようとして「さてと」と楽譜を開いた瞬間
生徒さんの楽譜の間から小さなメモがパラパラと落ちてきました
何だろう?と思って聞いてみると
ヘ音記号を読むのが苦手で、左手の部分だけを書き出してメモしてきたのだそうです
丁寧に書かれたドレミと
ちょっとした落書きまで添えられています

私のお教室では「楽譜に直接ドレミを書き込むのは禁止」と言っています
書き込んでしまうと
どうしても音符そのものではなく
書かれた文字だけを追ってしまいます
そうすると
せっかくの読譜の力が育たず
いつまで経っても自分で楽譜を読めるようにならないでしょう
読譜は最初こそ大変ですが
自分の目で音符を読み
自分の力で「読めた」と感じられた瞬間は
子どもたちにとって大きな自信になり
その積み重ねが、音楽の世界をぐっと広げてくれます
だから私は、「読めないから書く」のではなく
「読めるようになるために、まず音符そのものを見る」という姿勢を大切にしています
落ちてきたメモは生徒さんの頑張りの証で
その気持ちはしっかり受け取りながら
レッスンでは一緒にヘ音記号を読む練習をしていきます
メモを作るほど努力できる子なら
きっと自分の力で読める日が来ます
「自分で読めた」という小さな成功を積み重ねて
音楽の世界を自分の力で広げていけるように
丁寧に寄り添っていきたいと思います