2025.11.26
小学生の音楽集会も
中学生の合唱コンクールも
ひと段落
お教室の“伴奏者さん達”も
いつものテキストに戻ってきました
10月頃、中学生の伴奏者さんがぽつりと
「他に弾ける人がいないから、仕方なく引き受けたんです…」
最初はちょっと不満げで
どちらかというと“やらされ感”が強い様子でした
ところが、終わったあとの一言は全く違っていて——
「なんか、クラスのみんなが仲良くなれた気がするんです」と
みんなで一つの音楽を作り上げる経験が
気づかないうちに“結束”を生み出したのかもしれません
これまで仲が悪かったわけではないけれど
どこか“グループ”ごとに成り立っていた関係が
自然とほどけて
ひとつにまとまっていくような空気
それこそが
「合唱」の本当の目的なのかもしれない
そんなふうに気づかされました
「嫌だなぁ」と思っていたことが
やってみたら
「よかった!」に変わる
クラスの伴奏者という大役を
最後は晴れやかな笑顔で締めくくってくれたこと——
その姿を見られたことが、
私にとって何より嬉しい出来事でした