道しるべに導かれて、音の世界を旅する力が、少しずつ育っています
2025.10.02
楽譜の中には、ただ音符が並んでいるだけではなく
「ここから戻ってね」「ここから先は別の道へ進んでね」
といった“道しるべ”のような記号があります
初めて出会った子どもたちは、
「どうして戻るの?」「どこまで行けばいいの?」と
ちょっと迷子になることも
こんな風に
カラフルな数字を使って
楽譜の流れを“見える化”してお伝えしています
演奏とは切り離して、構造を伝えるための工夫です
順序をたどる安心感が、少しずつ「見通す力」につながり
「あ、ここから戻るんだ」
と
まるで地図を読んで冒険するように理解していきます
繰り返し記号を覚えることで
ただ音符を追いかけるだけではなく
楽譜全体を見渡す力
そして先を見通して演奏する力も育っていきます
構造を読む力:楽譜の流れを「A→B→A→C」のように立体的に捉えることは
文章や物語の構成を理解する力にもつながっていきます