2025.09.08
週末、妹が出展している「院展」を観に
上野の東京都美術館へ足を運びました
会場では、
来場者が気に入った作品をスマートフォンで撮影している様子があちこちに見られました
一昔前は、美術館での撮影はNGが当たり前でしたが
今では作品を記録し
後からじっくり見返すことができる時代になったのだと
変化を感じました
妹の作品については
家族が先に美術館に行っていたので
図録を見て
どんな色で何を描いたのかは知っていました
それでも
実際に作品の前に立った瞬間
その迫力や躍動感に圧倒されました
「知っている」と
「体験する」とでは
こんなにも違うのだと改めて感じました
これは音楽にも通じることです
録音で聴いた曲と
コンサートホールで生演奏を聴く体験では
空気の震えや心に響く感覚がまったく異なります
芸術は、その場で体験してこそ、本当の魅力が伝わるのだと思います
音楽教室でも
日々のレッスンや発表の場を通して
子どもたちが
「音楽を体験する」ことの大切さを感じています
音の響き
空気の振動
そして
自分の音が誰かに届く喜び
そんな瞬間を大切にしていきたいです
今月は、本格的なコンサートホールで音楽発表会を開催します
広い空間に響く音
舞台に立つ緊張と高揚感
そして
客席からの温かなまなざし
子どもたち一人ひとりが
「音楽を体験する」時間になりますように
その場にしかない空気と感動を
心いっぱいに味わってほしいと願っています