ピアノ・レター 2022.7 楽譜ができた理由(わけ)
2022.06.21
もともと音楽は、
その場で演奏される即興演奏が主流で、
人が人に歌い教えて伝わっていくものだったので、
楽譜は必要ありませんでした。
しかし、
簡単なメロディなら覚え伝えることが
できるものの、
規模が大きくなったり、
メロディが複雑になっていったりすると 覚えることが難しくなり、
正しく伝わらなくなります。
また、伝えられる人が限定されてしまい、
多くの人の目に触れる機会が減ります。
さらに、人間の記憶の範囲を超えることがない単純なものしか残らなくなるなど、
音楽が発展しない可能性が大です。
その為、
後世に音楽を正しく伝え残す手段として、
音楽を視覚的に表す「楽譜」ができたのです。
紀元前2世紀頃にはすでにあったと言われていますが、
最初から今のような5線や音符があったのではなく、
音の高さが何となくわかるように文字や記号を用いて表したものから始まったようです。
現在の形にたどり着くまでには、
何世紀もの長い間、
多くの記譜法が試され
改良が繰りかえされて、
様々な試行錯誤があったのです。
そして、16世紀ごろに印刷技術が発達し、
楽譜も印刷ができるようになると、
楽譜の出版などが始まり、
世界中に楽譜が広まりました。
ピアノの祖先である鍵盤楽器
(チェンバロやフォルテピアノなど)も
登場して
音域も広く作曲できるようになったことも
大きいでしょう。
17世紀後半、
楽譜は完全に現在の形一致するように
なりました。
何百年も前に作られた音楽が
楽譜により正しく伝えられ、
それを演奏することが出来るなんて
素敵ですよね。
楽譜は、
音楽史において欠かせない発明の一つと
言えるでしょう。
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