2021.10.22
先日、ショパンコンクールの優勝者が発表され、約3週間に渡り繰り広げられた戦いが幕を閉じました。
優勝は、カナダのブルース・シャオユー・リューさん。
日本人も反田さんが2位、小林さんが4位と入賞されメディアでも話題となっています。
お二人以外の日本人コンテスタントも大健闘され、YouTubeで配信されたのもあり、
今までにない盛り上がりを見せました。
しかし、ショパンコンクールとは何とハードなのでしょう。
予備予選から結構な曲数を演奏します。
ラウンドが上がる度、演奏時間が増え、それに伴いプログラムも重量を増していきます。
反田さんが、ホールに響く音を出すため体に脂肪をつけたとおっしゃってましたが、
ピアニストとは、華やかなイメージとは裏腹に、気力体力勝負のアスリートです。
約3週間のコンクール中、色々ありました。
2次で牛田さんが落ちた時はびっくりしました。コメント欄も荒れていましたね。
勝負の怖さをひしひしと感じました。
ここで、印象に残った演奏を上げてみたいと思います。
まずは、
澤田蒼梧さん。
予備予選で演奏されたノクターンop27-2には、心が震えました。とてつもなく美しく、そして切ない…
1次予選でも演奏されましたが、さらに良い演奏で、音が体に染み込んでくるようでした。
反田恭平さん。
予備予選でのエチュードop10-8は、
さすがのテクニックで、すごい速さでの演奏でしたが、華やかで軽く、中間部は音が虹のように色とりどりに変化していくようでした。
角野隼人さん。
彼はラウンドが上がる度に調子が上がる方ですが、
1次予選でのスケルツォ1番の冒頭のガラスが割れるような超硬質な音は、世界中で角野さんにしか出せないと思います。
3次予選で弾いたスケルツォ3番も音がすごく合っていて素敵でした。
京増修史さん。
2次予選のエチュードop10-1は、清らかで音の粒がキラキラと溢れ落ちてくるようでした。力強くパワーのある弾き方をする方が多いのですが、こんな弾き方もあるんだと勉強になりました。
小林愛実さん。
セミファイナル(3次)での、プレリュード(全曲)は素晴らしくて感動しました。
24曲、全てに愛情がこもっていて、弾き分けが見事でした。
感化された、さかもと先生は今プレリュードに夢中です。弾けそうな曲からチャレンジしています。
おまけ?
リンファイ・ステファン・シーさん。
静かな、しかし印象的な弾き方をする方。
2次予選の、ノクターン嬰ハ短調は静かで、だけど何か訴えるものがあり、良かったです。横顔が美しく、タイプでした(笑)
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