ピアノ・レター 2021.1 ピアノの鍵盤は、なぜ白と黒なの⁇
2020.12.17
ピアノの鍵盤が
白を基調とした白と黒だという事は、
当たり前のように皆知っている事です。
しかし、なぜピアノの鍵盤は、
白と黒なのでしょう?
それは、鍵盤の材質と関係あります。
昔(18世紀初め)、鍵盤の白は象牙、
黒は黒檀を使用していました。
(象牙・黒檀ともに高級素材で、
今の時代では入手困難となっています。
現在の鍵盤(表面)素材には、
象牙や黒檀のタッチに近い
「人工象牙/人工黒檀」が多く採用されています。)
ピアノの前身であるチェンバロは、
・高価な象牙を面積の狭い部分に使うほうがコストを抑えることができる。
・鍵盤を軽くするため、
軽い黒壇をたくさん使った。
・黒が多いほうが
女性の手の白さを強調できる。
などという理由から、
今の白鍵部分が黒で黒鍵部分が白という
現在と逆の配色でした。
しかし、18世紀後半になると、
・白を基調としたほうが見栄えがいいから。
・白鍵で象牙をたっぷり使う方が
財力を誇示できるから。
・視覚的に白の方が浮き上がって見えるから、
張り出している半音の鍵盤を黒くしたほうが見た目に安定感があるから。
などの理由から
現在の白黒の配色が
ピアノの鍵盤の配色として定着したのです。
白黒でないといけない理由があるわけではないので、
白黒以外の配色でも良いらしいですが、
やはり白鍵と黒鍵という
究極にシンプルな配色が、
一番見やすく美しいですね!
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