ピアノ・レター2019.10 大阪音楽大学ピアノセミナー「ピアノ×未来vol.5」
2019.09.24
大阪音楽大学の指導者にむけてのセミナー
「ピアノ×未来」
5回目となる今回の講師は、
ピアニスト・文筆家としてもご活躍の
青柳いづみこ先生。
青柳先生は、特にフランス音楽に造詣が深く、
ドビュッシーについての著者を
何冊も出されています。
著者も何冊か拝見しましたが、
ピアニスト・教育者の視点から書かれたエッセイは、
とても面白く、勉強になることばかりです。
さて、
そんな多才な青柳いづみこ先生のセミナーは、
レクチャーコンサートということで、
青柳先生の演奏が聴けるのです。
楽しみでなりません🎵
コンサートのテーマは、
「王さまと王妃さまのいる風景」
フランスの古典(バロック)音楽について
なのですが、
この音楽は、
主に宮廷人
(贅を尽くし暇を持て余した王族や貴族)が
楽しむ音楽のことで、
ルイ14世が豪華なベルサイユ宮殿を建築し、
絢爛たるフランス文化の最盛期でした。
そのせいか、
ロココ調で華やかな感じが特徴です。
一般的にバロック音楽とは、1600〜1750年代の音楽を指し、ビバルディやバッハなどが有名です。
ラモー、クープラン(共にフランス・古典音楽の重鎮)の曲を演奏されましたが、
この時代の鍵盤楽器はチェンバロが主流で、
現在のピアノより、
鍵盤が軽く、
弦をはじくため
音がすぐに消えてしまうので、
トリルなどの装飾音を多用し
華やかさを出していました。
なるほど、
トリルとはそういう効果を狙ったものなのですね。
大量のトリルや装飾音が満載でしたが、
スーパーテクニックで、
サラリと美しく弾きこなす青柳先生。
知的な横顔が凛々しく、
演奏されている姿も美しかったです。
またひとつ、音楽の背景の深さに触れたセミナーとなりました。
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