ピアノ・レター2019.6 ベートーベン・「運命」のミステリー
2019.05.30
ソソソ ♭ミー、 ファファファ レー
言わずと知れた、
有名なベートーベンの交響曲「運命」
「運命」という題名は
ベートーベンがつけたのではなく、
弟子のシンドラーから
「出だしのダダダダーンっていう音は
何を表しているのですか?」
という質問に対し、
ベートーベンが
「それは運命がドアを叩く音だ」
と答えたことから
「運命」と呼ばれるようになったと
言われています。
運命が作曲された時期は、
ベートーベンが
難聴を自覚し始めた時期であり、
「運命」にとらわれ始めた時期でした。
「運命がドアを叩く音」は、
ベートーベンにとっては
「音楽家生命の終わりが近づく音」
であったのです。
この不吉な予感を振り払うべく、
ベートーベンは「運命がドアを叩く音」を
自身の楽曲に組み込んで
運命に抗う意思を示していたのではないでしょうか。
そして、冒頭の「ダダダダーン」の四音は後の歴史も暗示していきます。
「ダダダダーン」の四音をモールス信号に置き換えれば「・・・-」で「V」の字を表します。
「V」はローマ数字では「5」を表すので、
交響曲第五番にぴったりであり、
勝利(Victory)のVに通じるとされ、
第二次世界大戦頃から闘いに勝利する曲
というイメージを持たれるように
なっていきました。
ベートーベン自身が、
己の運命と戦い勝利する想いがこもっていると言われるのは、
こういう事情からきた後日談なのですが、
新しい試みを随所に盛り込み、
何年も自分と戦い続け作曲された
交響曲「運命」は、
ベートーベンの生き様そのものなのかも
しれません。
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