2019.05.05
元号が令和に変わった初日、
大阪・天王寺にある
大阪市立美術館で開催中の「フェルメール展」に行って参りました。
近年のフェルメールの人気はすごいですね。
何年か前、神戸市立博物館にフェルメールの
「真珠の耳飾りの少女」が上陸した時も、
平日にもかかわらず、すごい人でした。
今回の目玉は、日本初上陸の
「取り持ち女」です。
(フェルメール自身が
登場していると言われています。)
他にも、
「手紙を書く婦人と召使い」や
「リュートを調弦する女」など、
有名作品が揃っています。
フェルメール以外にも、
17世紀オランダ絵画を盛り上げた
他の画家の傑作も展示されています。
フェルメールの作品は、
風俗画と呼ばれるものが大半で、
どれも、
その場にいて何気に見過ごしてしまうような、ありふれた日常の一コマを
柔らかな光に包まれた色彩で描かれているので、違和感なく受け入れてしまいます。
登場人物が少ないのも、
作品に静寂をあたえていて、
落ち着いた気持ちにさせてくれます。
今回の作品で、目がいくのは、
女性の衣装の色です。
皆さん、黄色のドレスやマントを着ています。
絵によって、明るめの黄色だったり、
くすんだ黄色だったりします。
フェルメールは、お気に入りの服や小物を繰り返し描いたようです。
フェルメールは、
現存する作品が35点といわれています。
その希少性の高さもフェルメールの人気の一つでなんですね。
また、いつか会えたらいいなと
心に静かな余韻が残りました。
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