ピアノ・レター 2018. 6 ショパンの謎・ノクターン
2018.05.29
ショパンは、謎の多い作曲家です。
まず、誕生日が1809年か1810年か
はっきり分かりません。
作曲された曲も、
女性的であり男性的であり、
かなりの二面性があります。
独創的な情緒溢れる美しい曲ばかりでなく、
感情の荒ぶりが激しく表現された
「これもショパンの曲⁈」という曲も
あります。
「ショパンらしい」と言われるノクターンは、
「夜想曲」と書き、
夜の情緒的な気分を表現した曲で全21曲
あります。
哀愁に満ちた意味ありげなメロディの曲から、すっきり甘い調べの曲など、
幅広い性格の曲が揃っています。
一般的に知られているのが第2番(op9-2)と
「戦場のピアニスト」で有名な第20番(遺作)
でしょう。
どういうところが
ショパンらしいのでしょうか?
ノクターンには、
よく長いトリルや長い連符が出てきます。
そのトリルや連符のテンポを
微妙にずらすことで生じる、
わずかなタイミングのズレが、
メロディに大きな表情を与えています。
(テンポ・ルバートと呼ばれます)
遅れるでなく、遅くするのでなく、
決められたテンポから外れることなく、
しかし、自由を感じるテンポなのです。
このテンポのズレを感じる感性を磨くことが、
ショパンを知る一歩になるかもしれません。
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