2018.05.22
「電子ピアノ」も「キーボード」も、
見た目はピアノと同じように鍵盤があり、
「ド」の鍵盤を押せば「ド」が、
「レ」の鍵盤を押せば「レ」が鳴るので、
ピアノと同じ種類の「楽器」に思われます。
が、ピアノの先生達は全く違うものだと
言います。
ピアノを習うにあたり、
ピアノ、電子ピアノ、キーボード、
一番の違いは何なのでしょうか?
ピアノの鍵盤を指で押すと、
指や手の重さ、力の入れ具合で
鍵盤が沈みが出ます。
この鍵盤が沈み、音をだす感覚を
「タッチ」といいますが、
この「タッチ」の違いが一番に挙げられます。
同じピアノでも、
グランドピアノとアップライドピアノは、
全然タッチが違います。
(弦の長さが違うのです。
ある意味、楽器の大きさの差とも言えます)
「電子ピアノ」は、ピアノの代用として、
タッチや音色を似せるように作られています。
ある程度、指の力の入れ具合に応じた
音量の差をつけることができるので、
ピアノに近い感覚で練習ができます。
キーボードと呼ばれるのは、
シンセサイザー(音源)を、
鍵盤によって操作する電子機器のことを
指します。
形はピアノと似ており、
ピアノのようなサウンドを再現できます。
しかし、電子ピアノとは違い、
タッチなどピアノの再現に特化している
わけではありません。
またキーボードの鍵盤は板バネのようなものを使っているので、一部のモデルを除いて、
鍵盤のタッチなどはまったく異なっており
全体的にタッチが軽いものが主流です。
他にもピアノと電子ピアノが88鍵盤なのに
対して、一般的なキーボードは49~61鍵盤のモデルが多いです。
鍵盤数の違いは、鍵盤感覚が違ってくるので、
お家でのキーボードでは弾けるけど、
88鍵のピアノに変わると思うように
弾けない、という事態が起きてきます。
せっかく一生懸命練習したのに、
先生の前や発表の場で上手く弾けないというのは悔しいですよね。
またキーボードは鍵盤だけなので、
ペダルがありません。
鍵盤だけなのは、持ち運びに便利だし、
床置きでもリビングの机でも、
場所を問わず弾けますが、
毎回、正しい姿勢で、正しい力の入れ方で
タッチを習得していくのに、
毎回弾く姿勢が定まらないのでは、
上達具合もなかなか安定しません。
やはり、高さや姿勢が変わらない
スタンドとペダルがあるのが望ましいです。
以上のことから、キーボードは、
ピアノの練習に適しているとは
言い難いでしょう。
しかし、
大人の方が趣味でポップスなどを弾くなら、
さまざまなサウンドを操ることのできる
楽器として、
さまざまなシーンで活躍してくれると思います。
こうやって見てみると
ピアノの練習とするなら、
やはりピアノか電子ピアノが良いようです。
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